一太郎8に 付属してくる独立系のWebブラウザ。 一太郎のパッケージにのみ付属の物ですが、 ワードプロセッサの一太郎とは独立しています。 (2021/11)
バージョン画面 によると、 JavaScript エンジンは Netscape のものをライセンスして使っている… のかなあ…なんで JavaScript 1.2 Compatible という表記なんだろう? Netscape社は Sun Java のような互換性認定はしてなかったはず。
HTMLレンダリングエンジンは独自実装のようで、 Mosaic系とはHTTPのヘッダ構成が違う。 ブロック要素間の改行が他のブラウザより多く入る感じ。 HTMLエンジン以外の部分のキーバインドはMosaic系ともNetscape系とも違う。
UTF-8には対応してませんが、「UNICODE」には対応していて、 BOMつきの UTF-16 (LE,BE両方) のHTMLは読めます。 Windows NT 4.0 のメモ帳は UTF-16LE の読み書きができたし、 そっちが主流になるかもと当時のジャストシステムの人が踏んだのだろうか。
デフォルトのホームページ設定は http://www.justnet.or.jp/ で、 「ジャストネット」に加入すると、 作成したホームページ(ツッコミ不可)のアップロード機能とかがあったようです。 現在はジャストシステム所有のドメインではないうえ、 3440 バイトの 0x00 が返ってくるのみ。謎。 (GMOのレンタルサーバのデフォルトか何かかもしれない)
一太郎の付属品としてしか配布されていなかったので、 ブラウザシェアは昔から極小。 レンダリングエンジンの出来は悪くないので、 Netscapeのように無料で配っていればあるいはジャストネットの加入者も 増えたかもしれない。もったいない。
https:// には全く対応していない。 確かに当時はほとんど使われてなかったので問題ないのかもしれません。 同時期の Mozilla/3 は RSAからライセンスされたSSLエンジンを使用しているので、 SSLライセンスを買うのが嫌だったのかもしれない。
GET /path HTTP/1.0 Referer:correct referrer User-Agent:JustView/3.01 Accept:image/gif, image/x-xbitmap, image/jpeg, */* Host:host
Table | ○ |
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Frames | ○ |
Stylesheet | × |
JavaScript | ○(1) |
Cookie | ○ |
マルチウィンドウ | ○ |
日本語 | ○ |
UTF-8 | ×(2) |
PNG | × |
HTTPS | × |
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