▼「ファイル履歴」のコピー先ドライブの設定を削除する▼

Windows 8 以降に搭載された「ファイル履歴」機能では コピー先として別ドライブもしくはネットワーク共有を指定しますが、 このコピー先ドライブの設定を完全に削除して初期状態に戻す方法が わかんなかったりします。 コントロールパネルなどで削除する方法は無いようです。

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▽ファイル履歴をオフにする

まず、設定→更新とセキュリティ→バックアップ、で 「ファイル履歴のバックアップを自動的に実行」をオフにします。

設定→更新とセキュリティ→バックアップ
Windows 10 の「設定」

もしくは、コントロールパネル(control.exe)→システムとセキュリティ→ファイル履歴 で、 右下の [オフにする] ボタンを押す。 押すと [オンにする] に変わります。
コントロールパネル→ファイル履歴
コントロールパネル「ファイル履歴」
この2つの設定は同期しているので、どちらで操作してもかまいません。

▽設定ファイルを削除する

「ファイル履歴」の設定はレジストリではなく、ファイルに格納されています。 設定を消すには、ファイルを丸ごと削除します。

エクスプローラもしくはコマンド プロンプトから、 %USERPROFILE%\AppData\Local\Microsoft\Windows\FileHistory\ フォルダをごっそり削除します。

%USERPROFILE%\AppData\Local\Microsoft\Windows\FileHistory\
%USERPROFILE%\AppData\Local\Microsoft\Windows\FileHistory\

AppDataフォルダは隠しフォルダなので、エクスプローラから表示させるなら 直接アドレスバーにAppDataと打ちます。

▽ファイル履歴のコピー先が無くなっていることを確認

設定→更新とセキュリティ→バックアップ、でスイッチが消え、 「[+]ドライブの追加」が表示されている (初期状態) であることを確認します。

[+]ドライブの追加
Windows 10 の「設定」

もしくは、コントロールパネル(control.exe)→システムとセキュリティ→ファイル履歴 で コピー先が「使用可能なドライブが見つかりませんでした」となっていることを確認。

使用可能なドライブが見つかりませんでした
コントロールパネル「ファイル履歴」

これで初期状態に戻せました。


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