リテール版のWindows95と違い、OSR2では、クリーンインストールでも 強制的に Internet Explorer 3.02 がインストールされてしまいます。 が、setuppp.infを書き換えれば 最初から MSIE なしのインストールが 可能です。
まぁ今時Win95をクリーンインストールするのはよっぽどの 物好きでしょおね
CDROMのファイルを一部書き換えなければならんので、CDROM の WIN95\ 以下をハードディスクにコピーします。
次に、PRECOPY2.CAB に含まれている SETUPPP.INF を抽出します。
D:\WIN95> extract /l . /e PRECOPY2.CAB SETUPPP.INF
生DOSで起動してて A:\ が書き込み不可だと "A:\に書けない…" みたいな意味不明なエラーで止まりますが、 要するに伸長後のテンポラリを書こうとしているようです。 これは TMP 環境変数で変えられるので、あらかじめ ハードディスクなりに向けておくのが吉。
できたSETUPPP.INF の [load_inf]
セクションを
いじくります。
WIN95\EXTRACT.EXE があるので、抽出までは95インストール前 でもできますが、いじくるのはエディタがないとつらいので 用意しておきましょう。
あとは普通通り setup.exe でインストール。 {inetmail,mos,msmail}.inf も外しておけば、 MSNへのショートカットも作られなくなります。
OSR2 のFAQなんかでは setuppp.inf をいじくったあとは layout.inf を setuppp.inf=0,... にしろとあることが多いんですが (孫ひきばっかりで原典は何?) 日本語版では処理が違うのか、これをやらなくても 書き換えた setuppp.inf が使われているようです。
Win98 は最初からIEがシェル統合で入ってしまうので この方法は使えません。98Liteでも95のシェル(explorer.exe)に 入れ替えざるをえないというところからも
この方法でインストールすると、ワードパッドが使っている
RICHED32.DLL が足りないので、
手動で摘出してインストールしておきます。
本来は msmail.inf がインストールするらしい。
(よくFAQにある「英語版に置き換わったので日本語入力できない…」とは違う。
最初からインストールされていない)
D:\WIN95> extract /a /l %windir%\system win95_03.cab riched32.dll (実際は WIN95_23.CAB あたりに入っているらしい)
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