$Id: 95asW.html,v 1.2 2004/01/28 03:49:49 kabe Exp $
要するに実体を D:\WINDRV
、
使用ドライブを W:\
とするインストール方法。
一見役に立たなそうですが、
わかりにくい。要するに、普通にインストールすると D:\WINDOWS, E:\WINDOWS と別ドライブが必要だが、 substでドライブ文字を割り当ててしまえば 実体は D:\WIN1\WINDOWS, D:\WIN2\WINDOWS に入れられるので、 新しいドライブをつくる必要がない。 実動 W:\WINDOWSで統一されるのも便利…かも
ここでのインストール方針:
用意するもの:
まずはインストール用の DOS を起動。 Win95付属のインストールフロッピーで良い。 必要なら領域を切り直す。 今回は C: 24MB, D: 200MB くらいに切ってある。
関係ファイルを押し込むディレクトリ(D:\WINDRV)を作り、 SUBST.EXE で W:\に割り当てる。
D:\> mkdir WINDRV D:\> subst W: D:\WINDRV
SUBST.EXE が手近になければ、
Win95 CDROM の WIN95\ から
extract /a /e /l C:\ win95_03.cab subst.exe
として C:\subst.exe に抽出する。以下同様。
CD-ROM の WIN95\ から setup.exe を起動する。 subst.exe が起動中だと警告されるが、 ESCで無視して進む。 インストール先には W:\WINDOWS を指定。
16bitモードでの1次インストールが終了。再起動がかかるが、 まだこの状態では起動直後に W:\ が存在しないので Win32 での起動はできず、英語モードの 生DOS に落ちる。 ここから、起動に必要なシステムファイルを C:\ に手動で用意し、 事前に用意したテキストエディタで CONFIG.SYS を整備する。
Windows起動準備に必要なシステムファイルを格納する C:\BOOT95\ を用意し、 以下のものをを D:\WINDRV\WINDOWS{,COMMAND,SYSTEM} から C:\BOOT95へコピーする。 標準コマンドでも仕事はできるが、お好みのファイラーがあれば それを使ったほうが楽かも。
C:\> mkdir BOOT95 C:\> D: D:\> cd WINDRV\WINDOWS D:\WINDRV\WINDOWS> copy /b himem.sys C:\boot95\ ...
システム: | (WINDOWS\) himem.sys ifshlp.sys
dblbuff.sys setver.exe emm386.exe |
---|---|
必須: | (WINDOWS\COMMAND\) subst.exe |
DOS/V関係: | (WINDOWS\) biling.sys jfont.sys jkeyb.sys jkeybrd.sys
kanji* ank* ansi.sys kkcfunc.sys |
あると便利: | (WINDOWS\COMMAND) attrib.exe xcopy*.* DOS用のテキストエディタ |
気がついたら: | bootsect.dos msdos.sys mtmcdai.sys(CDROMドライバ) mscdex.exe
編集後のautoexec.bat, config.sys |
VFATデバイス初期化エラーみたいなのがブルースクリーンで出る。
device=boot95\himem.sys ;device=boot95\EMM386.EXE RAM DEVICEHIGH=boot95\ifshlp.sys DEVICEHIGH=boot95\dblbuff.sys DEVICEHIGH=boot95\setver.exe devicehigh=boot95\biling.sys ;devicehigh=boot95\jfont.sys /p=boot95 ;devicehigh=boot95\jdisp.sys devicehigh=boot95\jkeyb.sys /106 boot95\jkeybrd.sys ;devicehigh=W:\WINDOWS\kkcfunc.sys ;devicehigh=boot95\ansi.sys INSTALL=boot95\subst.exe W: D:\windrv |
loadhigh W:\WINDOWS\nlsfunc.exe W:\WINDOWS\country.sys set TEMP=W:\TEMP set TMP=W:\TEMP mkdir W:\TEMP |
CTL-ALT-DELで再起動。 W:\WINDOWS から正常に Win32モードへ移行し、 青い背景画面のインストールが続行されれば正常。 終わればまた再起動がかかる。
なぜかこの時、CONFIG.SYS の jkeyb.sysの部分が W:\WINDOWSに 戻ってしまうので、再度 BOOT95\に書き直しておく。
C:\WINDOWS 以外にインストールすると、なぜか *.GRP (プログラムマネージャのグループ)が C:\ 直下にぶちまけられてしまう。対処方法不明。 いまどきプログラムマネージャ (progman.exe) 使う人も いないだろうから消しちゃっても害は少ないと思いますが
素直に usbsupp.exe を起動しても、 W:ドライブには scandiskが かからないため途中で放り出されてしまう。ので、
usbsupp.exe を解凍ツールに突っ込んで WDMUSB.EXE を抽出する。 あるいは「このドライブを調べられません…」ダイアログ表示中に W:\TEMP\ から横取りしておく。
んで改めて WDMUSB.EXE を直接実行。
この操作で C:\AUTOEXEC.BAT が一時的に書き換えられる (vmm32とvmm.vxdの入替えのため)が、 頭に "W:" がないためこのままでは正常に再起動できない。 よって再起動前に手で AUTOEXEC.BATの頭に W: を追加しておく。
要は同じことなのだが、 「まとも」にUSB Supplementを入れると 起動直前の AUTOEXEC.BATには以下が頭に追加される。usbsupp.exeがやってるんかな@echo off set winbootdrive=W: %winbootdrive%
F8のメニューからはSafeモードに入れません。 やってみればわかりますが、メニューから選ぶと CONFIG.SYSを読まずに直接 W:\WINDOWS\ から各種システムファイル を読もうとします。が SUBST起動前にそんなもんあるわけないので 失敗します(生DOSに落ちる)。
ので、F8で"Step-by-step configuration"を選び、WINコマンド起動後に 「すべての Windows ドライバを読み込みますか?」でnoと答えて セーフモードに入ります。
ドライバ類が腐れぎみなどで、とりあえずセーフモードで常に起動させたいなら
AUTOEXEC.BATの最後に win /d:m
を追加します。
MSDOS.SYS の [Options] BootSafe=1 では Safe Mode Command Prompt Only へ落ちてしまう。▼サスペンドメニューとかが出ない
32bitモードであっても、裏で稼動している SUBST.EXE は バリバリのリアルモードドライバなので、APM非対応だと思われて サスペンドメニューやWin95純正のバッテリメーター等が出てこないことが多い。 (出ることもあるんだ、よくわからん…)
4in1のATAPIドライバを入れると、レジストリが腐ってるとのたまって インストール途中で放り出されてしまう。 んでIDE CDROMを認識しなくなる。 よくわからん。 (ATAPI CD-ROM Changer Miniport Driver Is Not Properly Supported のせいなんだろうか??) とりあえずデフォルトの 「スタンダードPCI IDEコントローラ」で手を打とう。 ひねくれたインストール環境だから何が起きても文句言えんが
MSDOS.SYS にて [Options]DoubleBuffer=1 となっていると、 CONFIG.SYS:devices= の後に自動的に %windir%\DBLBUFF.SYS を 読もうとしてエラーになるので、 CONFIG.SYS にて明示的に boot98\dblbuff.sys を読み込んでいるのであれば MSDOS.SYS[Options]DoubleBuffer行は削除しておく。 (放置しても文句言われるだけで実害はない)
95/98デュアルブートにしたい場合は一次領域(C:\)を 2つ確保しておくこと。(FDISK.EXEでは作れない。) 1つでもできんことはないだろうけどめんどくさすぎる。
Win98では プログラムマネージャ は大却下されているので、 *.GRPがのさばることもなく C:\ はすっきりさっぱり。 エクスプローラが遅いのはいかんともしがたいが
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