RTL8019 のデバイスドライバ等はここには置いてありません。
ハードディスク用のLEDは大抵のぱそこん(AT互換機)についていますが、 ネットワーク動作を示すLEDはありません。 ついていても拡張スロット側になってしまい、正面からは見えない。 これを解決すべく、まずは NIC に LED 用のコネクタを増設します。
$Id: index.html,v 1.5 2000-03-06 17:29:16+09 kabe Exp $
TWOTOP仙台店で ¥980で売られていた、 Wisecom製の ネットワークカードを使用しました。
WisecomてSan Joseの会社なのね。今まで台湾だとばかり思ってました。 ごめんね〜
このNICには Link LED しかなく、動作LEDはついていません。 (だから安くあがる) ブートROMソケットも省いてしまえばもっと安くなる(基板面積も減る) はずですが、あまり見かけません。 NetWareの認定を受けるために必要なのかな?
RTL8019/8029 に関しては、Realtek からデータシートを入手し、LED が付けられるかどうか調べます。
実はデータシートからはLED*端子がLEDをドライブできるだけの電流容量が あるのかわかんなかったりするんですが、回路例では 470ΩでLEDをドライブしてるんで大丈夫なんだろうと見当をつけます。
注意:
LED#]----470---(|<)---Vccではなく
LED ]----470---(>|)---GNDと配線すべきということになります。 もちろん出力端子がオープンドレインなら 前者以外に選択の余地はありませんし、 安いハブによくある「普段は点灯、動作時消灯」を狙う 場合も前者でよい。 今回使うLSIは両方ともトーテムポール出力になっているようなので、 どっちでも使用可能。
まず、どこにコネクタをつけるか検討します。
拡張ボードは挿してしまうとエッジコネクタの反対側の縁しか事実上
触れないので、極力コネクタは基板のはじに寄せます。
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8019 NICの改造箇所 | 8029 NICの改造箇所
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470Ω抵抗の取り付け。通常の機器ならハンダ面に抵抗を取り付けても どおってことないのですが、互換機のスロットでハンダ面をあまり 突き出すと隣のスロットの部品と干渉しやすくなるので、 極力部品面につける場所を探します。
今回はいづれの基板もDC-DCコンバータの取り付け場所が空いているので、 そこに抵抗器を固定。どこにもつながっていないランドが多いので助かる。
10Base-2 対応のカードでは、ここに+12V → -9V のDC-DCコンバータが つきます。
仕上がったら、コネクタの極性がわかるように適当にマーキング をしておきます。作例ではアノード側(+)を赤く塗ってあります。
RTL8019 NICを組み込んだ例です。
まず、LEDを見繕います。 最近のAT互換機の筐体であれば、Green LED が空いていることがあるので、 これを流用するのも手です。 例では、もう使うこともないであろう Turbo LED を使用することにしました。 アノードが Vcc に直結されていたので、まず既存パターンから切り離してから 両端子をひっぱり出します。
ひっぱり出した線の先にはソケット(インラインヘッダをぶった切ったもの)を 取り付け、改造した NIC に挿します。
RTL8019 は初期化されないと LED が点滅しないようなので、 ネットワークが使えるOSを適当に立ちあげて動作確認します。 初期化されれば、脇を流れるブロードキャストなどに反応して点滅します。
撮影機材: Olympus C-1400L、500W作業用ランプ、アルミ箔+ダンボールの レフ板、青の模造紙、ティッシュ・ディフーザー
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