X11に長らく標準でついてくる、jiskan16 フォント
(-jis-fixed-medium-r-normal--16-150-75-75-c-160-jisx0208.1983-0
)
を、i18n xterm で使える iso10646
エンコードに変換したものです。
16x16utf -misc-fixed-medium-r-normal--16-150-75-75-c-160-iso10646-1
i18n xterm であれば
xterm -fn 8x16 -fw 16x16utfで16ドットで漢字が使えるようになります。
単に jiskan16 を再エンコードしただけでは今風ではないので、 jiskan16 に無いグリフは
xterm -fn 8x16 -fw 16x16utf
古い xterm (おそらく Patch#235以前; RHEL 5が該当) では
この方法が効かないので、
-sony-...
で牽けるようにごまかしてください。
xterm -xrm 'xterm*vt100.font: 8x16' -xrm 'xterm*vt100.wideFont: 16x16utf'…というのは効きません。 UTF-8モードで使っていると、
*VT100.utf8Fonts.font: -misc-fixed-medium-r-semicondensed--13-120-75-75-c-60-iso10646-1
(fixed) が優先されてしまうため。
正しくは
xterm -xrm 'xterm*vt100.utf8Fonts.font: 8x16' -xrm 'xterm*vt100.utf8Fonts.wideFont: 16x16utf'
一緒に使いたい8x16フォントのXLFD名が
8x16 | -sony-fixed-medium-r-normal--16-120-100-100-c-80-iso8859-1
|
16x16utf | -misc-fixed-medium-r-normal--16-150-75-75-c-160-iso10646-1
|
*VT100.utf8Fonts.font4
(Ctrl-Button3 のMedium)としては
そのままでは使えません。
アクションとして set-vt-font(e,8x16,8x16,16x16utf)
てのが
起動できればいいんですが、Ctrl-Button3 のメニューは
set-vt-font(4)
相当のことしかできなくて、カスタマイズ不可。
xterm -xrm 'xterm*vt100.translations: #override\n Meta<Key>M: set-vt-font(e,8x16,8x16,16x16utf)'で、Alt-M で16x16utfへ切替できますが、こんな設定欲しがる人いないと思います。
元jiskan16のフォントに -sony-...
を割り当てるのは
気持ち悪いですが、
半角側のフォントは fonts.alias でごまかせないようなので、苦肉の策で
全角側の XLFD をごまかします。
なお、RHEL 5 のxtermでは -fn -fw
での直接指定でも
この細工が必要ですので、上のRPMではRHEL5では自動で行うようにしています。
/usr/share/X11/fonts/misc/fonts.alias
に、以下を追加します:
-sony-fixed-medium-r-normal--16-120-100-100-c-160-iso10646-1 -misc-fixed-medium-r-normal--16-150-75-75-c-160-iso10646-1
fc-cache /usr/share/X11/fonts/misc; xset fp rehash
で適用します。
これで
8x16 | -sony-fixed-medium-r-normal--16-120-100-100-c-80-iso8859-1
|
16x16utf | -sony-fixed-medium-r-normal--16-120-100-100-c-160-iso10646-1
|
xterm -xrm 'xterm*vt100.utf8Fonts.font4: 8x16'Ctrl-Button3 で Medium を選ぶと16ドット漢字が使えます。 うまくいったら xrdb や ~/.Xresources などに埋めます。