主要システム変数とその初期値
HCl の動作を制御するHCl 固有のグローバル変数には次のようなものがあります。
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system:*gc*
;; t -
GCのメッセージ印刷を制御する。nil以外で印刷する。
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system::*debug-defaults
;; nil -
デバッグモードでのデフォルトコマンドリスト。
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system::*step-defaults
;; nil -
ステップモードでのデフォルトコマンドリスト。
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system::*load-directories
;; nil -
loadにおいてファイルが存在しない場合に2次的に探索するデイレクトリ
のリスト。
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system::*load-suffixes
;;("fasl" "lsp" "lisp" "cl" "l") -
loadにおいてファイルが直接存在しない場合に付加するtype名のリスト。
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system::*load-verbose*
;; t -
load関数の:verbose引数のdefaultを与える。これがnilならばload
を実行しても余計なメッセージは出力しない。
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system::*safety-level*
;; 0 -
コンパイラの最適化レベル。0で速度最優先。3で安全性最優先。
この変数は(proclaim '(optimize (speed ..)))などで更新される。
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compiler::*debug-level*
;; 1 -
コンパイラのメッセージ出力制御であり0-5の値を取る。
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system::*prompt
;; (princ "->") -
[n]を出力した後のプロンプトを制御するS式がセットされる。
通常のモードでは(princ "->")だがEmacsモードでは
(terpri)がセットされている。
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system::*editor-command
;; "vi" -
ed で起動される外部エデイタコマンドを定義する。
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