俗に「DOS/Vマシン」と言われているものです。
「ハッカー」とか「ホームページ」とかで 目くじら立てる人はけっこういるのに、 「DOS/V」に噛みつく人は不思議といないんですよねぇ なんでだろ
初めてのくせに、いきなりパーツレベルで集めて組み上げています。 経験ゼロというつもりはなく、研究室の機械のお守で 一通りのトラブルは経験しているので、何とかなる自信はありました。 昔(VL-Busとかの時代)と違い、今では相性問題はかなり少なくなってきている というのもあります。 ありがたい世の中になったものだ、うんうん。
でも本当のズブの初心者にはパーツから集める方法は勧めません。 最低でもショップブランド機にしましょう。 今ではパーツから集めても安くもなりません。
$Id: lyra.html,v 1.4 2000-03-06 17:24:27+09 kabe Exp $
わかりやすくいうと「1世代前の構成」です。
ケチって使いにくいシステムにするのはヤです。(誰しも同じ)
本体だけで10万前後を予定。 仙台に居る以上、「激安」は 望めません。 スペックにそれほど高いものは望んでいないので、 CPUやビデオボードにン万円するようなものは使いません。 その代わりケースにはちょっと高めのものをおごりました。
安価なCPUがあるし、載せ換えが楽しめます。 当時Celeronは出ていませんでしたが、出ていても相手にしなかったでしょう。
「今後を考えるなら…」てのもありますが、マザーボード上の配置に 無理がないという理由の方が個人的には大きいです。
もともと AT form factor は、CPUが 80286 で チップが小さく、 でかいヒートシンクもいらなかった時代のものですから、どうしても 配置に無理があります。でかかったのはDIPメモリの実装面積でした。 信号の流れ方にしても、2種類の外部バスやローカルメモリの配置から、 ATXのほうが自然です。
みんなが使っているのはイヤ。チップのデザインもなんか 安っぽくて好きになれない。
安そうなパッケージはコストダウンのためと思うべきです。 大体チップ表面はヒートシンクつければ見えなくなるんで、 ここにこだわるのは利口とはいえない。
研究室のNT機が、ぺんた150の機械で、これで十分だと感じていたので。
しかし、今時こんな低速CPUは売ってません。 どうしても欲しけりゃ低速クロックで駆動すればいいんですけど。
で、 Cyrix 6x86MX-PR200 (166MHz)を購入しました。 店頭にあったCyrixで、一番低速のものです。安価。
NT用です。95やUNIXならこんなにいらんでしょうが、32Mとかだと かえって高くつきそう。
よって、ビデオカードは安物の S3 ViRGE/DX のものを選択。
知合いから余ったメモリを譲ってもらえるかなーという可能性にかけて。
結局そうはならなかったわけですが。ミニタワーの整備性の悪さは研究室のお守で思い知っています。 サイド扉が開きにくいのも×。 デブになるので、電源がタテ置きになるタイプも×。
店のにーちゃん曰く、ミドルタワーを欲しがるのは2台目とか パワーユーザーなんだと。 てことは、初めての人は何を買っていく?ミニタワー?
…あ、既製品か。
マザーボード | ASUS SP97-XV |
---|---|
CPU | Cyrix 6x86MX-PR200 |
メモリ | SIMM 32M*2 = 64M |
HDD | Quantum Fireball 4100SE |
ビデオボード | S3 ViRGE DX + 4M VRAM搭載品 (Sparkle製、PCI) |
ケース | メーカー不明、MM-3713 |
NIC | Realtek RTL8019AS搭載品、ISA仕様 |
その他 | 鍵盤、鼠、CD-ROMドライブ、FDD、 CPU放熱器、Windows95 OSR2 |
しめて¥110000くらいだったかと。 激安ショップブランド機よりちょっと高めですが、組み合わせる楽しみが あるのでよしとします。
CD-ROMなんかも8倍速くらいでよかったんですが、 キョービそんな品は売ってません。
ケースはデザインで選びました。¥13000くらいでしたが、これがあたりで、 ネジ二本でパネルが外れ、シャドウベイとFDDベイが別体でこれも外れます。 5"ベイは、直接固定するのではなく、レールをビス止めしてから 滑り込ませるタイプです。 マザーボード側のパネルは固定ですが、これで十分です。 買ってから気づきましたが、前面にはファンもついています。
その後いろいろとケースを見て回っていますが、こういう「使いやすい」 ケースってなかなか無いようです。 ¥13000てのは一つの目安のようですね。
SP97-XV のVてのはビデオ回路内蔵のもの(SiS5598チップセット)ですが、
店頭に並んでいたもので安めのものを物色したらこれでした。
VGAコネクタまでの配線に無理があるらしく、ゴーストがひどいです。
(いいディスプレイで見てみないと見えないかもしれませんが)
どっちにしても、XFree86を使おうと思ったらとりあえず
ViRGE あたりをつけてやる必要があるので、内蔵ビデオは使っていません。
それ以外でも、このSiS5598は データシート が簡単に入手できる所が気に入りました。 データシートってもスペック表ではなく、BIOSや マザーボードを作るのに必要なレベルの資料です。
ハードディスクはちと失敗でした。うるさいです。回っているだけで 「ぎゅいーん」といいます。個体差のようですが。
難点が一つ。
RTL8019のネットワークカードはこのマザーボードと相性が悪いようで、
附属の設定変更ツールが途中で固まります。
とりあえずこの時は研究室の機械に挿して設定しました。
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