▼Opera 9.64 (Windows)

Opera社が開発しているブラウザ。 独自開発だった Presto レンダリングエンジンを使っているのは この 9.x 系までで、 10.x 以降は WebKit (要はSafari) ベースのものになってしまいました。

こちらもメモリは大食い。30MBくらいはすぐにいく。 起動が重いのは、メインの opera.dll が 圧縮されているせいもあるかもしれません。 組込用ならともかく、OS側に まともなVM機構あるときまで そんな余計なことしないで欲しい…

スクロールバーのツマミの部分の色が薄くて、 すごく見づらい、見えている分量がわかりにくい、つまみにくい。 昔からそういう傾向があるんですが。 視覚障害者は文句を言わないのか？ (Operaスキンを使わず Windowsスキンに変えればいいんですけどね)

▽ヘルプをローカルファイルにする方法
(using local Help files)

8.xと同様、ヘルプが同梱されていない。 http://help.opera.com/を見に行く。 オフラインで見れない。欠陥だと思う。 一度ヘルプを見れば、 %USERPROFILE%\Local Settings\Application Data\Opera\Opera9\profile\opcache\ にキャッシュされるようですが。

• http://help.opera.com/Windows/9.64/ja/ 以下をごっそりダウンロードする。例：
  wget -r -l4 -x -p --no-parent -D opera.com -k -nc http://help.opera.com/Windows/9.64/ja/index.html
• 落としてきた ./help.opera.com/を、例えば D:\Program Files\Opera9\help.opera.com\ として置く。 index.htmlが D:\Program Files\Opera9\help.opera.com\Windows\9.64\ja\index.html になるようにする。
• D:\Program Files\Opera9\operadef6.iniを書き換える。
  

  [User Prefs]
  ...
  ;Help Directory=http://help.opera.com/help
  Help URL=D:\Program Files\Opera9\help.opera.com\Windows\9.64\ja\
  

  Help Directoryではなく Help URL です。 Help Directory記述は operadef6.iniに残ってますが、ダミーです。
• %USERPROFILE%\Application Data\Opera\Opera9\profile\opera6.ini の中に Help URL= の記載があったら、消しておきます。

▽ページアクセス毎の sitecheck2.opera.comへのアクセス

▽起動直後のxml.opera.comへのアクセス

起動直後に、http://xml.opera.com/update/ にアクセスします。 「ヘルプ(H)」→「最新のリリースをチェック(H)」 でできることと同じですが、 最初のチェックは問答無用で行われるので、 Opera社に起動状況を把握されていることになります。

この自動アクセスを切るための専用の設定画面はないので、 opera:config#UserPrefs|CheckForNewOpera に直接、0 を書き込んで、[保存]を押します。

自動アクセスされるURL

http://xml.opera.com/update/?timesincelastcheck=timestamp
	Content-Encoding: gzip; Content-Type: text/xml が返る
http://ocsp.digicert.com/base64なランダムデータ
	Content-Type: application/ocsp-response が返る
http://xml.opera.com/spoof/
	Content-Encoding: gzip; Content-Type: text/xml が返る。
	spoofというのは、User-Agent が "Opera" だと誤動作する
	サイトの一覧、だったと思う。
http://xml.opera.com/userjs/
	http://get.geo.opera.com/res/servicefiles/userjsfiles/all/browserjs-desktop-9.60-20100825.js へリダイレクト
	Content-Type: application/x-javascript; charset=utf-8 が返る
	browser.js のアップデート版。

User-Agent: Opera/9.64 (Windows NT 5.0; U; ja) Presto/2.1.1
Host: host
Accept: text/html, application/xml;q=0.9, application/xhtml+xml, image/png, image/jpeg, image/gif, image/x-xbitmap, */*;q=0.1
Accept-Language: ja-JP,ja;q=0.9,en;q=0.8
Accept-Charset: iso-8859-1, utf-8, utf-16, *;q=0.1
Accept-Encoding: deflate, gzip, x-gzip, identity, *;q=0

公式ダウンロード: Index of /pub/opera/win/964/

(2015/04)$Id$