▼NCSA Mosaic 2.6 L10N

オリジナルのXMosaicは日本語が出せないので、 有志が改造したものが Mosaic-L10N。 日本語だけでなく、中国語や韓国語にも一応対応。

Netscape 2.x が出るまでは、UNIXで日本語が出るブラウザは これと Chimeraくらい(レンダリングエンジンは同じ)だったので、 それまではかなり広く使われていました。 まだ日本語化対応Lynxはなかった、と思う。

近代的機能てんこ盛りブラウザに慣れている人は常用する気に ならないでしょうけど、 JavaScript や IFRAME や Cookieみたいな後世問題になるような機能は 一切ついてないので実に安心。

[Mosaic-L10N]

難点はまぁいろいろありますが

・マルチスレッドでない
読み込み中は画面のスクロールもできません。 Netscapeと決定的に違うのがここで、Netscape 2.x が出ると 大部分の人はあっさり乗り換えたような。 基本設計は一枚窓だったらしく、内部的にはグローバル変数を 使いまくっているので、Mark Andressenもマルチスレッド化した Netscapeに仕上げるのにはそれなりに苦労したのではないかと。
・<FRAME>に非対応
View Source... のお世話になること多し。
・<TABLE>に非対応
Lynxは</TR>で改行する細工がされているのでまだ何とか見られますが、 旧Mosaicは本当に対応してないので、TABLE使いまくりなページは 全部横につながってむちゃくちゃに見づらい。
・Accept: が無意味にでかい
ので、まれに Request Entity Too Large とか言われて何もできないことがあります。


NCSA Mosaic 2.6 機能表
HTML level 2.0
Frames ×
Stylesheet ×
JavaScript ×
マルチウィンドウ
日本語