▼HTMLized ECMA-262▼

ECMA-262という規格が あります。ECMAScript という表題がついています。

中身は何かというと要するに JavaScript なわけですが、言語の 中核部分を規格として定めたものです。なんと ISO でも審議中。

▽結果

• ECMA-262, ECMAScript Language Specification (2nd ed., HTML version, 400kB+)
• でかすぎる？ ぢゃぁ圧縮してやろう
• Gzipped HTML file (80kB+)

さぁがんばってみんなで読もう。 JavaScriptについてえらそーなことを言おうと思ったら、 これは必須ですよ。わかりにくいけど。 なんといっても処理系作る人にしか関係ない情報が山盛り。

規格自体はまだ不完全だと思いたいです。あいまいな所がまだ残っており、 なまじ明示しているアルゴリズムを正直に実装するとバグとなる 場所もあります。(さぁ探せ探せぇ

言語仕様の部分なので、document.writeやらonMouseOverみたいな WWWブラウザにべったり依存している部分は全く述べていません。

名前がいかにも ださ ですが、仮と思ってつけた名前の代替案を 考えられなかったらしい。

ISO になったから ISOScript というわけでもなく、 ECMAScriptのままです。

▽HTML化秘話

(公開したら秘話ではなくなるだろうが)

用意されているのは PDF と MS Word 形式だけで、 Windows以外からだと甚だ参照しにくいので とりあえず HTML に変換しようと、Wordに HTML を吐かせました。

いやーすげいHTMLだわこれ。

腐れ HTML に強いもぢらでも、これは食わんぞ。
(むりやり食わせたら下痢しました)

それでもベタテキストから変換するよりはずーとましなので、 泣きながら手で修正していったですよ。

▽オリジナルから変化している部分

• HTML化 (わかっとるわい
• イタリック(HTMLでの<VAR>)属性がついていない所が 相当あるので、つけるようにした。
• 一つだけある画像にはバグがあるので描き直した。
• Wordがつけて下さる <A NAME> は、汚すぎて全く 使いものにならんので (平気で5個くらい入れ子にしてくれる)、 アンカーは全部手で作り直してあります。
• ∞やem-dash,π,≦などは &infin;, -, &pi;, &le; にしてあります。環境によっては読めない鴨。
• 目次はオリジナルとだいぶ違います。作り直したアンカー から自動生成したもの。
• 末尾の索引はオリジナルにはありません。

▽その他

• HTML3 Table Model に基づいた TABLE を使っているので (Cougar以後の W3C HTMLに含まれています)、 NetscapeやInternet Explorerでは正常に表示されない場合があります。

$Id: index.html,v 1.5 2000-03-06 17:14:36+09 kabe Exp $